Dagashi, write?

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無知=幸せ?ベトナム人のおばちゃんから考える

こんにちは!最近僕には気になることがあります。

それは、なぜベトナム人は外国人にベトナム語で話しかけてくるのかということ。

個人的に50歳以上のローカルに根付いた暮らしをしているベトナム人は特にそういう人が多いです。

そして、でもそういう人の方が実は幸せなんじゃねえのか?と僕は思ったのです。

モチロンこの話題は、相手は僕がベトナム語を話せないと分かっているという前提です。

今回は僕の経験談と、考察を交え書いていきたいと思います。

ちなみに今回話題とするベトナム人は中年層以上のブルーカラー職や飲食業の方とします。

お前外国人?そんなの関係ねえ

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僕はよくお昼休憩などで、コムビンザン(大衆食堂)を利用します。

ご飯+おかず1品+スープ+お茶を100~150円で食べられるという庶民の味方です。

ベトナムにはあちこちにあります。

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なんで僕がコムビンザンを好んで利用するかというと、店員と会話する必要がないからです。

沢山置いてあるおかずから好きなものを指させばいいだけなので言葉を交わさなくても注文可能です。

しかぁーし!屋台に立っているおばちゃんは

 何食べたいんや?(予想)

と、僕がベトナム人ではないと知っているのにほぼ毎回話しかけてくるのです!

そのたびに僕は

ふひひ、yeah....

としか言えません。対日本人ならコミュ障認定待ったなしです。

しかし僕は思ったのです。

なぜ、ベトナム人は僕が外国人でかつベトナム語が話せないと分かっているのに話しかけてくるのだろうか...?と。

 

なぜベトナム語で話しかけてくるのか?

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初めて会った人に対してベトナム語で話しかけるのは十分理解できます。

外国人慣れしていない、英語が分からない、ベトナム人に見えるetc...

しかし今回は、何度も会っていてコイツはベトナム語が分からないことを理解している前提です。

それでもなぜベトナム語で話しかけてくるのか?僕なりに考えてみます。

①単純に親しみもって話しかけてる説

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まず考えられるのが、おばちゃんがフレンドリーだからとりあえず話しかけているということ。

恐らくこのパターンは大いにありえるでしょう。

大阪のおばちゃんが外国人にノリで絡んでる風景を思い出してください。

そんな感じです(適当)

 

②いやお前日本人だったの?説

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あちゃー、俺が日本人だって知らなかったか!失敬失敬というパターン。

しかし、僕は何度もベトナム人の同僚とこのお店に行っていて、注文のために通訳してもらう場面が何度もあったのでちょっと考えにくいです。

ですが、コムビンザンにはお昼営業のみでも何十人もの客が来るので、コイツベトナム人じゃねえなといちいち気にしていない可能性も十分考えられます。

 

③ベトナム語=世界共通語説

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僕はワンチャンこの説が一番可能性として高いと考えています。

もちろんベトナム語はベトナムでしか使わないので世界共通語ではありません。

世界共通語は、英語です。

何当たり前のこと言ってるんだコイツと思うかもしれませんが、念のため書きました。

しかし、一定以上の年齢のベトナム人だと実はそのことを知らない人もいるのではないかと思っています。

なぜそう思ったのか説明していきます。

 

なぜベトナム語=世界共通語だと思っているのか

①情報に触れる機会が少ない

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なぜ日本人は英語が国際的に苦手な民族だということを日本人自身が知ってるのか。

それは、その結果を示すデータを一度でも見た、または聞いたことがあるからです。

逆をいえば日本人はそのデータにありつけるほどの情報収集機会があるとも言えます。

では、ベトナム人はどうでしょうか。

ベトナムのインターネット普及率は約67%です。

ベトナム人の平均年齢が約28歳なので、67%のうち45%以上は若年層~中年層で占めていると考えていいでしょう。

残り約20%のうち、インターネットを何度も使ったことのある50~70歳代のベトナム人がどれだけいるのでしょうか...

オフィスワーカーではないベトナム人なら尚更です。

もちろんインターネットを日頃使っているか否かでベトナム語=世界共通語説という仮説を導くことはできません。

しかし、それぐらい情報には疎いと考えても差し支えないでしょう。

 

②外国人と接する機会がない

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コムビンザンで生計を立てているようなおばさんは、まず外国人と接する機会がほぼ無いと言っても過言ではないと思います。

今回例に出したお店は奥まったところにあり、外国人観光客はまず訪れません。

なのでそもそも外国人と接する機会がないので、外国人=英語を使う必要があるという思考にならないのではないかと推測しています。

 

それでも別にいいよね!という話

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恐らくこのおばちゃんは英語を使う機会がまず全くないし、英語=マストであるということすら知らないのかもしれない。

だから外国人の僕が来てもベトナム語で話しかけてくるのです。

でも、それでも別にいいよね!というのが僕の結論です。

おばちゃんがベトナムではなくアメリカに住んでいるのなら大問題ですが、おばちゃんはベトナム人です。

今後海外に行くこともないし、外国人と接する必要も全くない。

郷に入っては郷に従え!お前がベトナム語話せ!って話ですよ。

 

無知は幸せである

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ここで思うのが、無知なのはある意味幸せなのだということです。

多くの日本人は、僕含め中途半端に情報を知ってしまっているが故に

英語をマスターしなければいけない!だとか、AIに順応しなければならない!

でも分からねえどうしよう!となってしまうわけです。

おばちゃんなんて、恐らくAIなにそれ?という感じだと思います。

でも、見ている分には毎日笑顔で凄い幸せそうです。

 

無知を超えた先

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無知を超えた先に辿り着くのって凄い大変だと思います。

だからこそ無知は幸せなのではないかという考えをしてしまうわけです。

情報を知っているからこそ幸せになることもある。

しかし、中途半端に情報を知っているから自己嫌悪し最悪自ら命を絶つ人もいる。

(もちろんそこには個人のパーソナリティーも関わってきますが)

 

おわりに

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結論をいうと、何故おばちゃんが僕にベトナム語でしか話しかけてくるのかは分からないです。笑

僕がおばちゃんだったら、英語が分からないからジェスチャーでなんとかしようって思っちゃいます。

でもおばちゃんには関係ない。ガハハッと笑いながら話しかけてくれる。

それぐらい物事をシンプルに、対人関係を楽観的に捉えられると人生楽だろうな。

おばちゃん羨ましいわと思いながら、僕は今日も

Oh...ouh...!...

と英語でもベトナム語でもないよく分からない言語を喉から絞り出すのです。

 

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